小さい子供(私の子供ではない)とのコミュニケーションの一環としてアンパンマンを見ることがあります。しかし、見れば見るほど不思議なアニメです。
 バイキンマンはアンパンマンの大振りなパンチを何故避けられないのでしょうか。私が見た中では避けたことが一度もありません。最初に「ア」と言ってから実際にフック(?)が繰り出されるまで1秒ほどかかっています。これはプロボクサーでなくても避けられるパンチと思われます。ひょっとしたら、あのパンチには「事前に相手の動きを止める」特殊効果があるのかもしれませんね。素晴らしい最終兵器です。
 しかし、それ以上に不思議なのがアンパンチを喰らったバイキンマンが物凄い勢いで吹っ飛ばされて行くところです。アンパンチが如何に強力だとしても自身の体重よりも重いものを吹っ飛ばせるものでしょうか?バイキンマンはそんなに軽いのでしょうか?いや、そんなことはないでしょう。
 最近ではバイキンマンが「自分よりも大きな岩にロープをかけて動かす」シーンが見られました。つまり、彼は岩よりも遥かに重いのです。しかも多くは乗り物に乗っていますし、あの乗り物には様々な武器が隠されています。それをパンチ一発で遠くに飛ばすということはアンパンマンの体重は相当なものと思われます。ボクシングでいえば何級なのでしょうか?
 しかし、それだけでは謎は解けません。何故ならアンパンチは空中で繰り出されることが多いからです。踏ん張るところが無いわけですから、強力なパンチを打っても自分が落下するだけです。でも全く落ちない。結論は一つ、マントです。あのマントには相撲取りよりも遥かに重いアンパンマンを支えるだけの力があるのです。もしくはパンチを放つ一瞬だけ凄い力が働くのかもしれません。無敵なわけです。
 子供向けのアニメと思っていましたが、大人でも色々と考えさせてくれるアニメなのですね。

スポンサードリンク