日本ハムファイターズの大谷翔平投手が7回途中までを2失点に抑え、今シーズン2勝目を手に入れました。
 序盤は抜群の安定感で3回まで毎回の3奪三振。ヒットも1本に抑え、先制してもらえたこともあり、上々のスタートでした。
 しかし、4回以降は急にヒットを打たれ出しました。3回が終わった時点ではまだ40球足らず。疲れるには早すぎます。4点リードに変わった直後の7回裏で100球を超えますが、このあたりから妙にファウルで粘られていました。この回は味方のエラーもあり、2点を奪われたところで無念の降板となりました。
 普通の投手の場合、球威が落ちてきたり打たれ出したりするのは100球を超えたあたりだと思いますが、大谷投手は明らかにもっと早い段階から打たれ出しました。これまで何度か先発してきましたが、長いイニングを抑えることは少なかったと思います。やはり野手との二刀流を継続しているために投げ込みが不足しているからでしょうか。本人もおっしゃっていましたが7回までは投げてほしいですし、それができないと二刀流は完成しないでしょう。
 とはいえ、投手1本でやっているわけではないにもかかわらず6回まで無失点に抑えたのですからやはり天才ですね。ここ最近の「投手に専念しているはずの日本ハム投手陣」が全く先発の責任を果たせていないことを考えれば、いや、考えなくても素晴らしい働きだったと思います。二刀流が正しいかどうかは結果論でしか語れないと思います。できれば、やってよかったと思わせるような活躍をしてほしいものです。
 それにしても大谷投手の後に登板した宮西投手も素晴らしかったですね。わずか5球でピンチを脱出して大谷投手の勝ち投手の権利を守り、チームの連敗ストップに大きく貢献しました。厳しい場面で呼ばれ、しっかり抑える。これは大変な仕事です。
 楽天はヒット数では日本ハムと同じですが繋がりを欠きました。また、多すぎる失策が失点に絡んだのが痛かったですね。

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